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神よ ご加護を その3 
彩ちゃんが亡くなってから、何のかもが変わってしまった。お兄ちゃんは、学校へは余り行かなくなった。喋る事を忘れたかのように、無言で部屋に籠っては泣いていた。
理犀は、女の子を避けるようになった。桐ちゃんを除いて。私のことも避け始めた。
そして、桐ちゃんは人格が変わった。私とは変わらずに仲良くてくれたけど、他の子に対する態度が怖かった。

なんで、あの時声をかけなかったのだろう?一言でよかったのに。
「彩ちゃん」て呼ぶだけで、彩ちゃんは助かったのに。
その事が今でも悔やまれる。10年も前の出来事なのに。
たった一言を口にしなかったばかりに、彩ちゃんは死んだ。
私は、それを毎日思い出し、神様に祈る事しかできない。

「引越しするんだろう」なんて噂も流れた。桐ちゃんのお父さんは体調が悪くなって半年近く入院した。お母さんは、白髪だらけになって、小さくなっていつも歩いていた。
お買い物も、わざわざ遠くへ行くようになって、それを見かねたママがよく野菜やお肉などの食材を、持っていってあげてた。私も頼まれて何度か桐ちゃんの家に届けた。

学校では、クラスの子たちが桐ちゃんの悪口を言ったり無視したり。陰でコソコソ話をして、桐ちゃんが来ると、いやらしい笑い方をして話すのを止めた。
桐ちゃんは、9月の終わり頃から学校へ来なくなった。桐ちゃんがいないのをいい事に、悪口は更に酷くなった。
「あいつ、受験できないだろ?中学浪人てどうよ?みっともないよな」
「いくらお姉さんが亡くなったっていっても、不登校になって引き籠りっておかしいよね~」
私は悔しかった。彩ちゃんが亡くなった時は、散々桐ちゃんに意地悪したくせに。不登校にしたのは、皆のせいじゃないの?
泣きながら叫んで、わめき散らした。
「桐ちゃんは何も悪くないのに、みんなで意地悪したり、陰口叩いたから、来なくなったのに。今度は、それを責めるのって、みんなサイテー!酷すぎ!」
クラス中が水を打ったように静まり返った。「ごめん」と謝ってくる子もいた。教室から気まずそうに数人、出て行く。
「葵と桐佳は親友だもんね。葵も辛いよね」
違う、違う!一番ズルイのは私だ。偽善者。桐ちゃんの事を心配しているんじゃない。
自分がした事がバレるんじゃないかと不安で、桐ちゃんを庇う振りしてただけ。
私って何て冷たい人間だろう。
一番残酷で、桐ちゃんの事を考えてあげられなかったのは、他でもないこの私。

殆ど毎日、桐ちゃんに授業で取ったノートのコピーを持って行った。
私も受験の事を真剣に考えないといけない。桐ちゃんと同じ高校へ行きたかった。そうに望んでた。

だけど、それは無理だ。私には桐ちゃんと同じ高校へ通う自信がない。
自分には、もっと違う、自分に合った高校があるんじゃないかと思い始めた。
私は、その時に「今の自分は変わらなくちゃいけない。彩ちゃんを見殺しにした事から逃げてはいけない」と強く思った。
けど、まだその反面、バレてないんだから、このままで良い。このまま黙って大人になれば良いんだ、という気持ちも残っていた。

桐ちゃんの家に行っも、居心地が凄く悪くて、ノートだけ渡してちょっと話して帰る。
桐ちゃんはベッドに座っているだけで、何もしていなかった。凄く疲れているみたいで、隈ができてて、見ているのが辛かった。
桐ちゃんの家は全てが冷たかった。生気が感じられなかった。
たいてい、桐ちゃんのお母さんはお父さんの看病で病院へ行っていて、留守だった。
桐ちゃんを一人にするのは、とても心配だった。けど、彩ちゃんの思い出が、家の中のそこここにあって、私は針のむしろに座らされた心地だった。

「一人で、大丈夫?」
「みんな、お姉ちゃんの方が可愛いんだよね。私はいつも置き去り。忘れられた玩具みたい」
「何言ってるの。そんな事ないよ。今はおじさんの具合が悪いから、でも元気になったら大丈夫だよ」
何が大丈夫なのかわからないけど、そうに言うしかなかった。桐ちゃんの言ってる事がさっぱりわからなかった。
こんな状態が12月まで続いた。

私はただ怖かった。彩ちゃんの身体は、川の流れでかなり遠い場所で発見されて、その時の姿は凄惨だったと、誰もが話していた。
あの日、夜から又激しく雨が降った。彩ちゃんは濁流の中、岩や木の枝にぶつかり、刺され、制服はボロボロになり、彩ちゃんの腕や脚、そして顔は皮膚が剥がれたり捲れあがったりして、骨が見えるところもあったらしい。
指は不規則に曲がり折れていた。

私は、来る日も来る日も、彩ちゃんが橋から飛び降り、紺色のスカートが彩ちゃんの脚にピタリと張り付いていて、勢い良く落下していく彩ちゃんの夢を見た。
朝起きると、汗ビッショリだった。
誰にも言うことはできなかった。うなされても眠ることができなくなっても、誰にも話さなかった。


続きは金曜日以降になる。
新薬の副作用で辛い・・・浮動性めまいに傾眠。むくみ。吐き気と頭痛。腹痛。
認可されたばかりで、どこまでが副作用なのかわからんじゃないか!
浮動性めまいと傾眠、むくみは副作用だ。

うーん。ゲボッって感じ。(食事中の方、申し訳ないっす)
壁には激突するしなぁ、めまいでふらふらするから。
書けない、モニタ見てるだけで、ストンと眠りに落ちそうだ。
続きもまだ書けてないんだよー!(頭の中では完結してるけど)


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【】 by 敦聡


体調酷く悪そうですね(汗)
それでもこんなに書けちゃうんだΣ(゚ロ゚;)!

無理しないようにしてくださいね。
壁にぶつかるのは危ないなぁ・・・。

コメントありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ

【Re: タイトルなし】 by 旅人


あづささん

いつもありがとうございます。
体調は・・・副作用でちょっと辛いです。

書ける時に書いておかないと、忘れてしまう。




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COMMENT

【】
体調酷く悪そうですね(汗)
それでもこんなに書けちゃうんだΣ(゚ロ゚;)!

無理しないようにしてくださいね。
壁にぶつかるのは危ないなぁ・・・。

コメントありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
2010/08/26(木) 12:35:24 | URL | 敦聡 #- [ Edit ]
【Re: タイトルなし】
あづささん

いつもありがとうございます。
体調は・・・副作用でちょっと辛いです。

書ける時に書いておかないと、忘れてしまう。

2010/08/27(金) 17:28:08 | URL | 旅人 #- [ Edit ]


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